コーティングのブラックボックス化
- abestbodyeffect
- 2月15日
- 読了時間: 3分

現在札幌では、本州企業の参入もあり、数多くのディテイリングショップが存在します。弊社ABESTも、その中の一つです。
ディテイリング業・コーティング業に携わる中で、常に感じていることがあります。それは、商品や技術の説明が非常に難しいという点です。
今やコーティングを知らない方はほとんどいませんが、その種類や良さ、違いを正しく理解されているお客様は、ほんの一部だと感じています。
私自身、勉強のために同業者であることを明かさず、お客として数多くの施工を受けてきました。その中で強く感じたのは、コーティングというものが、多くのお客様にとって非常に分かりづらい「ブラックボックス」になっているということです。
コーティング商品の数や説明以前に、本来必要であるはずの、車の使用環境・使用頻度・駐車状況・洗車の頻度、そして誰が洗車をするのかといった問診が十分に行われていません。その結果、「よく分からないまま高価な施工を選ばされている」状態になっているケースが多いと感じました。
ABESTでは、このブラックボックス化したコーティングを、できる限りお客様に見える『ホワイトボックス』にすることを大切にしています。
施工方法や施工価格は、磨き研磨・ポリッシングの有無によって大きく変わります。そしてその差は、仕上がりにもはっきりと表れます。磨き研磨・ポリッシングは非常に骨の折れる作業であるため、磨きをしなくても施工が出来る(キズを埋める)溶剤を選ぶショップが多いという印象を持っています。
ABESTでは、磨き研磨こそが、すべての仕上がりに影響を与える最も重要な工程であると考えています。
そのため、新車でこちらに直送された車両であっても、必ず磨き研磨を行います。新車時に付いている細かなキズやウォータースポットを除去し、プライマー塗布前の下地作りを徹底します。
中古車で1年以上経過している車両や、黒・赤などの濃色ソリッドカラー車については、最低でも3工程、3〜4周の磨きを行います。
1パネルあたり平均2時間、約14パネルで最低28時間程度の磨き作業となり、日数にして3〜4日を要します。
弊社の磨き研磨は、どちらかというと板金塗装の磨き技術に近い考え方です。だからといって、ゴリゴリと削ることはありません。削らないことを前提に、板金塗装で培ったクリアー層のラウンド(凹凸)を見る目を活かし、塗装状態を正確に判断します。
もちろん、クリアーが残存している限りキズを追い込むことは可能ですが、どこまでキズを消すかについては、必ず入庫時にお客様と相談のうえで決定します。
キズを落とすこと自体は、そこまで苦労する作業ではありません。ただし、キズを落とすということは、同時にクリアー肌を潰すということでもあります。
部分的にクリアー肌を潰してしまうと、その部分だけが目立ち、非常に見栄えが悪くなります。そのため、周囲をぼかすように磨き、車両全体の肌を合わせる必要があります。この工程に最も時間がかかります。
場合によっては、車両をぐるっと一周、肌を合わせる作業を行うことも日常的です。
この部分こそが、最も対価がかかる工程になります。
使用する液剤についても、SystemXは一般的な溶剤と比べて3〜4倍のコストがかかります。そのため施工金額は高くなりますが、そこには明確な理由があります。
肌の違いは分かりにくいかもしれませんが、弊社のお客様には、その違いをご理解いただけるように説明させていただいてます。
ABESTでは基本的に、コーティング前提の磨き・ポリッシュ価格のみをご案内しています。ただし、ご希望があれば現車確認のうえ、個別にお見積りをさせていただきます。
お近くにお越しの際は、ぜひ一度お車を拝見させてください。



